津軽弁のアテンダントさんが乗務する津軽鉄道冬の青森秋田紀行その5

秋田・大館フリーきっぷを使っての冬の青森秋田紀行で最初に訪れたのは五所川原です。
JR五所川原駅に隣接する津軽鉄道の津軽五所川原駅から津軽鉄道に乗ることにします。
津軽鉄道は津軽五所川原と津軽中里の20.7kmの非電化路線です。
まず最初に乗車する列車が津軽五所川原駅のホームに入線してきました。

駅員さんの左肩にかかっているのはタブレットです。
2両で入線してきましたが、ここで1両が切り離されて乗車したのは1両編成となりました。
車内は花飾りで賑やかになっていました。

運転台部分に「合格」という張り紙があるのがわかるでしょうか。
そう、この列車は受験生の合格を祈願するために様々な飾り付けがされているのです。

観光用の列車ではなく地元の方が利用する列車でもこのようなイベント仕様にして、地域を盛りあげようという姿勢が伝わってきました。
しかも洗練されたものではなく、手作り感満載というのがいいと思います。

10:31、津軽五所川原発。
JR五能線としばらくは並行に走るものの、次第に右へとカーブしていきます。
五所川原の市街地を抜けたら、車窓はあたり一面の雪原となりました。

どこまでも続く白い世界。
そしてどこまでも伸びるまっすぐな線路。

北国にやってきたなという実感がふつふつと湧いてきました。
こんな車窓を眺めていると女性から声をかけられました。
「どちらまで行きますか？」
この方は津軽鉄道の車両に乗務するアテンダントさんです。
ストーブ列車などの観光列車だけでなく、今回乗車しているような普通の列車でも乗務して観光案内をしたり、地域の人と何気ない会話などをしたりするのがお仕事のようです。
しかもやんわりとした津軽弁で話しかけてくれるのがとても耳に心地良かったですよ。
地元のおじいさんおばあさんの会話は全くの異次元の言葉に聞こえたけど、アテンダントさんの津軽弁は80%くらいはヒアリングできました。
合格列車の飾り付けをしているのもkのアテンダントさんということでした。
「奥津軽を行く津軽鉄道でお待ちしています」というブログで情報を発信しているのでぜひ御覧下さい。

11:08、アテンダントさんと会話したり、車窓の雪景色を見ているうちに終点の津軽中里に到着しました。

次回は津軽中里駅についてレポートしたいと思います。

写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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