8月16日(日)。
夏休み真っ只中の日曜日ですが、早朝の上野駅はあまり人もおらず閑散としていました。
それもそのはず。
東北・上越新幹線は全列車上野に停車するものの、ほとんどの人が東京駅で上下車するので上野駅は結構のんびりした雰囲気があるのですよ。
というわけで、最近では18きっぷの旅ばかりで普通列車ばかり乗ってきましたが、今回は上野から東北新幹線に乗ることにします。
使う切符は岩手・三陸フリーきっぷ。
岩手県内のJRのほとんどの路線と青森県のJRの一部、三陸鉄道及びIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道が4日間乗り降り自由になるという切符です。
しかもフリーエリアまでの新幹線指定席までもが付いてくるというお得なきっぷなのですよ。
フリーエリアは下図の通り。
(岩手・三陸フリーきっぷ(旅どきnet)より)
大人料金で28400円で、普通に新幹線で東京ー八戸を往復すると3万円以上かかるということからお得度合がわかると思います。
この切符を使って三陸地方を中心とした観光旅行をしようと思います。
今回はテツの旅ではありませんよ(笑)
さてさて、今回最初に乗るのははやて1号。
定期列車では八戸に朝一番早く到着する列車です(臨時だと9:10に八戸着のがある日もあります)。
7:02上野発、10:03八戸着。
ここで在来線の八戸線に乗り換えです。
八戸線は八戸と久慈を結ぶ全長64.9kmの路線で、そのほとんどが海のそばを走ります。
乗車したのはこちらのうみねこ号。
普通列車ですが、海沿いを走る路線らしく爽やかな外観になっていました。
サボ付きというのがまたいいです。
10:16八戸発。
最近は地方ローカル線でもほとんどが窓が開かない車両になってしまいましたが、この八戸線はキハ48が中心となった編成なのでみな窓が開きます。
ただし冷房はなし。
でも窓を開ければ新鮮な風が車内に入ってくるので気持ちのよさは冷房よりはるかにいいと思います。
しかもリクライニング付きの転換クロスシートなので座り心地も抜群です。
鮫駅を過ぎると進行方向左手に海がドーンと広がりますよ。
先ほど海沿いを走るとはいったものの、ずっと海のそばというわけではなく山の中にも入っていきます。
すると線路のすぐ横に黄色い花が群生していたり。
海あり山ありの車窓を楽しんでいるうちにあっという間に12:04久慈駅着。
およそ2時間かかるけれども、そんな時間を感じさせない程車窓の変化があるのでとても楽しい時間を過ごせました。
久慈駅から7分ほど歩いた場所にある中華屋さんで餃子ライスを食べて、次は三陸鉄道に乗り換えです。
その話はまた次回。
岩手・三陸フリーきっぷの旅まとめ
・「岩手・三陸フリーきっぷ」で三陸地方の旅へ 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その1←今ここ
・三陸鉄道北リアス線の新レトロ調車両さんりくしおさい号に乗車 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その2
・龍泉洞内に広がる神秘の蒼 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その3
・昭和レトロな雰囲気満載の岩泉の町を散策する 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その4
・豪華な食事と温泉が楽しめる龍泉洞温泉ホテルに宿泊 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その5
・岩泉線の押角ー岩手和以内間の車窓動画をPanasonic LUMIX DMC-FX40で撮影 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その6
・断崖絶壁の名勝地・北山崎 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その7
・極楽浄土のような景勝地・浄土ヶ浜 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その8
・宮古の町の素敵な建物 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その9
・鉄の町釜石の井戸ポンプと火力発電所 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その10
・三陸鉄道南リアス線釜石駅 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その11
・レンタサイクルで平泉の毛越寺へ 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その12
・奥州藤原氏の栄華を伝える中尊寺へ 岩手・三陸フリーきっぷの旅 その13(シリーズファイナル)
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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