10月18日。
十二湖の青池と沸壷の池を堪能し、五能線の十二湖駅へとやって来ました。
ここからはリゾートしらかみに乗るのでホームで待っていると、線路の向こうの海のすぐ近くにアレがあるではありませんか!
わかりますか?写真中央付近に見える2つの丸い筒が。
筒には蓋がしてあり、その上には重しとしての石がたくさん置かれています。
そう、この2つはきっと井戸でしょう。
井戸であることを確定するにはもっと近づいて確認しなくてはいけないので100%そうだとは言い切れませんが、おそらくそうだと思います。
十二湖駅は3度目の訪問でしたが初めて気が付きました。
もっともっと観察眼を養わなければなりませんね。
11:20、十二湖発秋田行き快速リゾートしらかみ2号に乗車。
前日と同じブナ編成です。
今回は普通座席ではなく2号車に組み込まれているボックス席にしてみました。
この席は通路と座席の間に扉はないものの、両隣のボックスとは壁で仕切られているので半個室状態になっています。
グループ利用の際にはこのボックス席を予約すると周りに気兼ねすることなく五能線の旅を楽しむことができますよ。
今回は他の家族との合室となってしまい完全なプライベート静はなかったものの、普通座席とは異なる雰囲気を味わうことはできました。
窓の外には日本海が広がります。
小さめの雲がポツリポツリと青い空に浮かぶ様子は秋という季節を感じさせてくれました。
能代駅はバスケットボールで有名なあの能代工業の最寄り駅ですので、ホームにバスケットゴールもあります。
その隣りの東能代駅のホームにも同じようにゴールがありました。
さすが能代はバスケの町ですね。
この東能代には12:13に到着し、ここでリゾートしらかみを下車しました。
東能代駅のホームには五能線の起点もあります。
リゾートしらかみは秋田と青森(一部弘前)を結ぶ列車ですが、全ルートが五能線なのではなく、秋田から東能代までは奥羽本線、川部から弘前、青森までは同じく奥羽本線を走ります。
つまり五能線は東能代から川部を結ぶ路線なのです。
乗っているぶんにはそんなこと知らなくてもいいのですが、ホーム上にこのように記念碑的なものがあると何となく嬉しくなるものではないでしょうか。
五能線名物の日本海に沈む夕日の絵もかわいらしいです。
さて、初日の寝台特急あけぼの、2日目のリゾートしらかみ、そして今乗ってきたリゾートしらかみで世界遺産の白神山地を鉄道でぐるっと一周したことになりました。
この旅のタイトルでもある「ぐるっと白神山地の旅」はここから付けたのですよ。
ただ鉄道に乗って車窓から眺めるのではなく、暗門の滝や十二湖などを実際に歩いて、ブナの森も体験することができましたし、非常に充実した白神山地巡りになったと思います。
しかし、この旅はこれで終了ではありません。
これからとても大事なことが待っているのです。
そう、僕が東北地方のJRの路線で唯一乗り残しているあの路線に乗車しなければなりません。
その話はまた次回。
ぐるっと白神山地の旅まとめ
・寝台特急あけぼので弘前へ ぐるっと白神山地の旅 その1
・白神山地への入り口であるアクアグリーンビレッジANMONへ ぐるっと白神山地の旅 その2
・ブナ林散歩道で暗門の滝を目指す ぐるっと白神山地の旅 その3
・暗門川沿いの控えめな紅葉を楽しみつつ歩く ぐるっと白神山地の旅 その4
・3つの暗門の滝を征服する ぐるっと白神山地の旅 その5
・白神山地から下山し弘前駅前のトレインビューホテルに宿泊する ぐるっと白神山地の旅 その6
・快晴の空の下、リゾートしらかみ2号に乗車する ぐるっと白神山地の旅 その7
・千畳敷でリゾートしらかみを撮影する ぐるっと白神山地の旅 その8
・千畳敷からウェスパ椿山まで五能線に乗車する ぐるっと白神山地の旅 その9
・ウェスパ椿山でリゾートしらかみなどの五能線を撮影する ぐるっと白神山地の旅 その10
・メルヘンワールド全開のウェスパ椿山 ぐるっと白神山地の旅 その11
・ウェスパ椿山のオーシャンビューコテージに宿泊する ぐるっと白神山地の旅 その12
・ウェスパ椿山駅で五能線の始発列車を撮影する ぐるっと白神山地の旅 その13
・温泉と朝食でウェスパ椿山での爽やかな朝 ぐるっと白神山地の旅 その14
・青の神秘、十二湖の青池を訪問する ぐるっと白神山地の旅 その15
・ブナの森の奥地にある蒼の世界、沸壷の池へ ぐるっと白神山地の旅 その16
・リゾートしらかみのボックスシートに初乗車する ぐるっと白神山地の旅 その17←今ここ
・忠犬ハチ公の故郷、大館へ ぐるっと白神山地の旅 その18
・花輪線に乗車し東北地方のJRを完乗する ぐるっと白神山地の旅 その19
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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