真の幸せが訪れる肥薩線真幸駅で途中下車初の九州旅行その21

九州旅行3日目は肥薩線のいさぶろう1号に乗って山線区間を堪能しました。
人吉駅を出て、大畑駅、矢岳駅、真幸駅と3駅連続で昔ながらの木造駅舎が現存しています。
今回は真幸駅についてレポートします。
11:05、真幸駅着。

入口ドアと車寄せ部分の屋根がちょっと新しいものになっていますが、その他の部分はかなり古いものになっていました。
この真幸駅周辺には民家はほとんどありません。
昭和47年（1972年）に大規模な土砂崩れが真幸駅を襲い、周辺の集落ごと飲み込んでしまったのです。
難を逃れた住民はみな引越してしまい、今は数軒を残すのみです。

ホームにはその時にホームに流れてきた巨石が残されています。

しかし、現在では「真の幸せ」訪れる駅として観光客がたくさん集まってくる駅となっています。
巨石がある同じホームに幸せの鐘があります。

1回鳴らすとちょっと幸せ、2回鳴らすともうちょっとの幸せ、3回鳴らすともっと幸せになれるそうです。
この幸せを求めてたくさんの絵馬も駅舎内に奉納されていました。

土日月の各曜日には、地元の宮崎県えびの市の方々が真幸駅グッズ、入場券、地元の名産品の販売に来て、観光客を歓迎しています。

僕もたくさんの真幸駅グッズを購入してきました。
何といっても僕の名前は「まさき」なので、この駅を訪れるのがこの旅の第1の目的でしたからね。

駅の周辺を歩いてみると、こんな素敵な秋から冬へと移行しつつある季節の風景がありました。

さらに進んでいくと山の中へと続いていく道に壊れかけた鳥居がありました。

山を上っていくとまたしても鳥居が。

果たしてどんな神社があるのかとドキドキしながら上っていきましたが、残念ながら途中で道がなくなってしまったので進むのを断念。
後で地元の人に話しを聞いてみると、昭和47年の災害の後に神様を別の場所に移したので、もうここには神社もないし神様もいないそうです。

11:10、いさぶろう1号は吉松へ向けて出発。
地元の方が総出でお見送りをしていました。

次に乗る列車は吉松から折り返してくるしんぺい2号です。
その話はまた次回。

写真はNikon D40x+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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