1月6日。
群馬県の館林の町を歩いているとこんな建物がありました。
ここは旧上毛モスリン事務所と言い、かつて紡績会社であって上毛モスリンという会社の事務所として使われていた建物です。
明治43年に完成したこの建物は現在では群馬県の指定重要文化財になっているそうです。
前回館林城を紹介しましたが、その敷地内に上毛モスリンの工場がずらりと並んでいたそうです。
現在残っているのはこの事務所のみですが、実際に僕が歩いてみたところかなりの広範囲にこのその工場群があったのがわかります。
この事務所内には館林の紡績の歴史がわかるような展示がなされております。
展示だけでなく建築物のみごとさもこの中で味わうことができますよ。
2階の展示を見てみると、どうやらテレビドラマでここが使用されたことがあるようで、そのロケ風景の写真も公開されていました。
その2階の窓から外を眺めてみると、すぐ下に茅葺屋根の建物が見えます。
そちらにも行ってみることにしましょう。
ここは明治時代の文豪、田山花袋の旧宅を移築したものです。
この建物のすぐ横にはつるべ式の井戸も再現されていました。
館林城でもつるべ式井戸を見かけたので、この町では2つ目の井戸です。
旧上毛モスリン事務所と田山花袋旧居は館林市第二資料館として一般に無料公開されています。
詳細はこちらからどうぞ。
→第二資料館 – 館林市役所
場所はこちらになります。
館林の素敵な建築物見学散歩は次回も続きます。
東武鉄道で行く栃木群馬の旅まとめ
・東武鉄道を使った栃木と群馬の旅に出ることにする 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その1
・蔵の街遊歩道を歩いて栃木の町の魅力を探してみる 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その2
・栃木の町の水路沿いには魅力的な建物がいっぱい 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その3
・栃木の町の表通りと裏通り 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その4
・栃木の町中で井戸ポンプを発見する 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その5
・大正ロマン溢れる栃木の町中建築物 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その6
・栃木県佐野市の佐野ラーメンを食す 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その7
・群馬県の館林城跡付近を散策する 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その8
・群馬県館林市の旧上毛モスリン事務所と田山花袋旧居 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その9←今ここ
・群馬県の館林路地裏散歩 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その10
・群馬県の館林に残る花街の残滓と井戸ポンプ 東武鉄道で行く栃木群馬の旅 その11
写真はNikon D90+Nikon AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR AFSDX18105GEDVRで撮影しました。
似たテーマの記事はこちら
この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
記事内容や写真使用に関するお問い合せ、記事広告の作成、広告掲載、取材依頼のご相談などは下記リンクからお願いします。イベント取材、旅レポート、製品レビューなどの依頼は大歓迎です。
→お問い合わせメールフォーム
詳細なプロフィールはこちらから。
→プロフィール