秋の北陸旅行の2日目で白川郷に行った往復には城端線を利用しました。
城端線は富山県の高岡と城端を結ぶ29.9キロという短い路線で、全線通して乗車しても1時間かかりません。
今回はその城端線について簡単にレポートしたいと思います。
高岡駅で城端線の車両に乗り込むと既に車内は高校生でいっぱいでした。
幸いボックスシートがひとつ空いていて座れたのですが、立っている人が多数いるほどの混みようでした。
城端線の車両はキハ47。
座席は、ドア付近がロングシートで、中間部分はボックスシートが並びます。
白いモケットが清潔感をかもし出し、車内の印象はとてもいいものでした。
さて、高岡を出発してから数駅で高校生たちは皆下車してしまい、車内はガラガラになってしまいます。
平日に城端線に乗って、たとえ満員だったとしてもしばらくたてば確実に座れるので慌てる必要はないでしょう。
それにしても車内で見た高校生たちのほとんどが参考書などを開いて勉強をしていました。
学校のテストが近いという時期ではないはずなので、大学受験に向けての勉強だと思うのですが、電車内でも勉強をしようと熱心な人の多さに驚かされました。
さて、城端線の車窓はというと、田畑が広がる平野部を突き進むものであまり変化はありません。
終点の城端に近づくにつれて大きくなってくる山々の姿と、時折見える大工場がアクセントになるというところでしょうか。
高岡駅から1時間弱で城端駅に到着。
城端駅ではホーロー製の巨大な駅名標が出迎えてくれます。
駅舎も2段式の瓦屋根が立派な木造建築です。
待合室にはこの城端を舞台にしたアニメ作品「true tears」のポスターと、ここを訪れたファンが書き込むことができるノートが置いてありました。
白川郷からの帰り道、城端から高岡に行く列車に乗って、高岡駅構内に入った瞬間、転車台が!
予想もしていなかったことなので慌ててカメラを出し、シャッターを押しました。
転車台はSLなどの進行方向が決まっている機関車の進行方向を変えるために必要な装置です。
かつてはこの高岡駅でも方向転換をやっていたのでしょうね。
北陸フリーきっぷがあればこの城端線もフリー区間に入っていますので、特に観光地、観光路線というわけではありませんが、北陸旅行の際にはプランに入れてもいいローカル線だと思います。
富山のローカルな雰囲気をたっぷり味わうことができますよ。
秋の北陸旅行まとめ
・グリーン車用北陸フリーきっぷを使って優雅に金沢へ 秋の北陸旅行 その1
・江戸時代の雰囲気が残るひがし茶屋街 秋の北陸旅行 その2
・ひがし茶屋街休憩館の井戸 秋の北陸旅行 その3
・兼六園と長町武家屋敷跡 秋の北陸旅行 その4
・紅葉が美しい岐阜県の白川郷へ 秋の北陸旅行 その5
・高岡と城端を結ぶ城端線乗車記 秋の北陸旅行 その6←今ここ
・城端ぶらり町歩き 秋の北陸旅行 その7
・工業地帯から海へと続く氷見線乗車記 秋の北陸旅行 その8
・高岡ステーションデパートがシンボルのJR北陸本線高岡駅 秋の北陸旅行 その9
・路面電車の万葉線で高岡駅前から越の潟へ 秋の北陸旅行 その10
・越ノ潟フェリーと如意の渡しで船旅気分を味わう 秋の北陸旅行 その11
・市内電車、富山ライトレールという2つの路面電車が走る富山市内 秋の北陸旅行 その12
・富山ライトレールの終着駅、岩瀬浜周辺散策 秋の北陸旅行 その13
・昭和のまま時が止まってしまったような富山シネマ食堂街 秋の北陸旅行 その14
・高山本線富山ー猪谷間乗車記 秋の北陸旅行 その15
・高山本線猪谷駅周辺の遺構と廃墟 秋の北陸旅行 その16
写真はNikon D40xで撮影したものです。
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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。トップページ | 旅の全記録 | フォトウォーク | 登山の全記録
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