高山本線猪谷駅周辺の遺構と廃墟秋の北陸旅行その16

秋の北陸旅行の最終日は北陸フリーきっぷが使用できる範囲を堪能するために高山本線に乗って猪谷駅までやって来ました。

この日はあいにくの雨で動きが制限されてしまったので散策範囲は限られたものになってしまったのですが、それでもなかなかいい場所を見つけることができました。

まずは駅前を出てほんのちょっと歩くと神通川があって、その紅葉の景色が素晴らしかったのです。

車窓からもきれいな紅葉が見えたけど、やはりこうやって間近で見たほうがもっときれいでした。

この写真は橋の上から撮影したのですが、もう風が強くて強くて。

雨が横殴りに降ってくるので、橋を渡りきるのを断念しました。

しばらく川沿いを歩いていると、なにやら遺構らしきものが。

橋脚の土台部分のように見えます。

後程調べてみると、この橋は三井金属鉱業神岡鉄道という路線の鉄橋跡のようです。

まさか駅の側でこんな巨大な遺構を発見できるとは思わなかったので大興奮してしまいました。

さらに猪谷駅前には神岡鉱業の社宅がありました。

もう誰も住んではいないようで、立ち入り禁止の札がかけられていました。

誰も中にいない団地というのはなんだか恐ろしげな感じがします。

こんな感じで猪谷駅周辺を歩いているうちに時間が来てしまい、猪谷発富山行きの列車に乗り込み、また車窓から紅葉を眺めていきました。

富山に着いてお昼ご飯を食べたら、特急はくたかと新幹線を乗り継いで東京へと帰ってきました。

今回の北陸フリーきっぷはグリーン車用を購入したのでもちろんグリーン車でです。

さて、この秋の北陸旅行は4日間という短い期間だったにも関わらず本当に見所満載、盛りだくさんなものでした。

紅葉、古い町並み、井戸、ローカル線、聖地巡礼、白川郷、路面電車、そして廃墟。

どれも書き残しておきたいことだったので、ついつい全16回の長大シリーズになってしまいましたよ。

それでも見逃してしまったところがたくさん残ってしまったので、もしまた北陸に旅行に行く機会があったらレポートしたいと思います。

いや、きっと近々行くことになるでしょう。

写真はNikon D40xで撮影したものです。

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この記事の筆者は徳富政樹(とくとみ)です。ブロガー、街歩き案内人、なんちゃってフォトグラファー。日本全国を旅しながら写真撮影をしています。マニアックな場所や美味しいもの、鉄道、井戸ポンプ、ネコが好きです。
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